2012年2月16日木曜日

幡多十景とは?

幡多十景(はたじゅっけい)とは、高知新聞社が主催により購読者の投票により選ばれた、いわば幡多エリアのみどころTOP10とでもいえるもので、昭和28年11月16日の高知新聞紙面で発表されたもののようです。

現在より約60年も昔に発表されたもので、それ以降にまた新しい見所も増えたこと、また終戦直後だったこともあり、おそらくあちこち見て回れる機動力や生活の余裕もなかったからでしょうか、現在ほとんどの幡多の人々の記憶にも残っていない幻の遺産でもあります。

管理人はこれを2011年の2月のころより調べ始め、休みのたびに少しずつ訪問していくという活動を始めました。このきっかけは、管理人の生家のすぐ近くに「鹿島ヶ浦」があり、幼いころから幡多十景のことを認識していたからですが、残りの9つに関してはサイトにも情報は皆無、幡多在住の方に聞いても記憶にない、ということでなかなか苦労しましたが、管理人の従姉妹からの情報で一気に判明することになりました。
(一部、迫田司さんの著書で「(西ヶ方の)金刀比羅山」と、mixiの幡多郡コミュニティからの情報で「下津井渓谷」は判明していました。)

ということで以下が幡多十景になります。カッコ内はスポットがある地域なんですが、その後合併した町村名などもあって興味深いところです。

1.下津井渓谷(大正)
2.四万十川鉄橋河畔(中村具同)
3.鹿島ヶ浦(佐賀)
4.平野海岸(下田)
5.?????(??)
6.七日島起点小筑紫湾(小筑紫)
7.金刀比羅山(江川崎)
8.入野松原(大方)
9.樫西海岸(月灘)
10.有岡城跡居部正(中筋)

<昭和の市町村合併>
中村(市)具同・下田村・中筋村→中村市
小筑紫村→宿毛市
月灘村→大月町

<平成の大合併>
大正町→高岡郡四万十町
(江川崎のあった)西土佐村・中村市→四万十市
佐賀町・大方町→黒潮町

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