2011年3月26日土曜日

かつおのたたき

黒潮町でうまいものといえば、とりあえずまず浮かぶのがかつおのたたき

今でこそ市民権を得て、全国どこでもおそらく見られますし、多くの亜流も現れましたが、ぼくにとっては実家に帰ってきたと思える食べ物の1位か2位に入るものです。

ここ最近塩たたき、というのが出てきました。
出てきました、というよりも、昔からここではこう食べてたよ、という食べ方なんですが、とりあえずうちではたたきはたれです。

東京に出てきたかつおのたたきは、ポン酢で食べるようです。
そんなものはたたきではない、といいたい部分もありますが、それは人それぞれ。
ただ、ぼくのなじみのかつおのたたきのたれは、自分の家で作る、甘くてゆずの酸味の効いた、甘酸っぱいものでした。
これにたまねぎとスライスしたにんにくが乗って、さらに甘さとさくさくした食感が加わります。

鮮度のいいかつお(よく父が尾を握ってうれしそうに帰ってきて見せてたのを思い出します)の節をコンロであぶって(藁で焼くのが全国的にはポピュラーですが、家で焼く場合はコンロでやります)外に焦げ目がつき、かつおの厚い銀色の皮の下は、ベージュっぽい不透明な色から、赤い透明な色へのくっきりしたコントラストができたその断面図。
料理は目で楽しむもの…皿に盛ったレイアウトだけではなく、食べるその瞬間まで楽しめるのがかつおのたたきの特徴かもしれません。


我が家のかつおのたたき。このときはたまねぎはなくて、ねぎと葉野菜。確かこのときのたれは、なぜかブームになってるポン酢。なんで!?

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